奨学金破産に陥る大学生やその家族、大学を中退して年収200万円以下に留まる人

先日、NHKのクローズアップ現代で「これからどうなる?この先どうする?徹底追跡“おカネ”報道SP」という番組がやっていたのですが、この番組内で奨学金を借りてアルバイトをして経済的に追い詰められる若者の様子が報道されていました。

大学卒業後に奨学金を返せずに破産に陥るケースは累計で1万件もあるそうです。

さらにビックリしたことは、今の大学生の2人に1人が奨学金を借りているそうです。

私が大学生だった頃は、奨学金を借りている人と出会うこと自体が難しかった記憶がありますが、今は半分の学生(の親)が奨学金というローンを背負っているようですね。

奨学金を借りる人が増えた理由は、大学の授業料が国立も市立も上がっていること。

90年代には学生の1日当たりの生活費は2,460円だったそうですが、今の学生は850円だそうです。

850円だったら、デパ地下などに売っているちょっといい弁当を買ってしまったら一食で終わってしまいます。。

番組内では高校と大学に進学するために、奨学金で600万円を借りた女性が出ていましたが、大学卒業後に非正規の月給14万円の仕事に付いたため、自己破産してしまい、その後はローンも組めず、クレジットカードも作れなくなったそうです。

さらに、今の奨学金はけっこうたちが悪いようです。

というのも、日本学生支援機構から奨学金を借りる時に父親を連帯保証人にした場合、本人が自己破産しても、今度は連帯保証人となった父親が返済を求められるそうです。

この父親が払えなくなって自己破産する道を選ぶと、今度は親戚に返済が映る可能性もあるそうです。

こうして、身内がどんどん奨学金破産してしまうという負の連鎖に・・・。

これはちょっと怖いですね。。身内に奨学金を借りている人がいたら、気をつけた方がいいかもしれません。

奨学金破産のリスクを高めるのが大学の中退だそうです。

というのも、奨学金を借りて大学を中退した場合、55%の人が、その後、年収200万円以下に留まっていそうです。

今の日本で年収200万円だと、アパートを借りるのも厳しいのではないでしょうか?

奨学金を返済するため、授業料を払うためにバイトばかりする大学生が多いそうですが、これって本末転倒です。

肝心の勉強をする時間が取れませんから。

さらに、生活費まで金融機関から借りてしまうと、今度は借入金の返済も増えてしまいます。

日本の奨学金制度は改良が必要だと、番組を見て思いました。

あとは、大学に行かないという選択肢もあると思います。

日本で大学に行く理由は、大企業に入って、そこそこの給料を得るという目的だと思いますが、今は大企業に入ってもリストラされる時代ですから。

この記事にリンクする: