三井住友銀行、消費者金融プロミスを完全子会社化し、個人向け融資の本格化へ

朝日新聞によると、三井住友銀行がプロミスをTOBによる完全子会社にするということです。

三井住友銀行は、消費者金融大手のプロミスを完全子会社化する方針を決めた。現在は22%を出資しており、株式公開買い付け(TOB)で全株を取得する。費用は800億円程度を見込む。経営を圧迫していた「過払い利息」問題が一段落したと判断し、個人向けの融資に注力する。

3メガバンクで消費者金融を完全子会社化にするのは今回が初めてのこととなります。

背景には過去に取り過ぎた利息を顧客に返還する「過払い利息」が一段落することがあります。

銀行は法人への融資が伸び悩む中、個人への融資に今後の成長を見出しています。

銀行は改正貸金業法により消費者金融で借りていた個人が総量規制の対象外である銀行のカードローンに流れると思っていたました。

しかし、実際には銀行でお金を借りようとする個人はそれほど増えなかったというのが現状です。

今回、子会社化に合わせ、プロミスは1千億円超の株を新たにはっこうし、その株を三井住友銀行が引き受けるそうです。

こうして、プロミスの財務体質を強化し、ここから本格的に個人向けの融資に注力していくことになります。

消費者金融ビジネスは焦げ付くリスクが高い反面、金利が高く、法人向け貸し出しが伸び悩む銀行にとっては魅力的な市場です。

また、今後はアジアでの個人向け融資の拡大も狙えます。

果たして、個人向け融資は銀行の新たな収益源となるでしょうか?

その前に、個人客は銀行でお金を借りようと思うのでしょうか?

おそらく、テレビCMをガンガンと打って、銀行ローンのイメージを変えないと難しいようにも思えます。

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