銀行のローン商品は消費者金融で借りられなくなった人のための受け皿

ビジネスジャーナルというニュースサイトに三菱東京UFJ銀行とアコムに関する興味深い記事がありました。

三菱東京UFJ銀行は2012年3月期に国内企業トップとなる9813億円の最終利益を計上した超優良企業です。

2012年8月に発表された「世界の主な金融機関の信用力ランキング」では3位にランクインしたほどの会社です。

そんな三菱東京UFJ銀行は自社のカードローンサービス「バンクイック」の他に、アコムとも提携し、個人向け融資にも力を入れています。

本改正では、「総量規制」が定められ、利用者の年収額3分の1を超える金額の貸し付けを、消費者金融業者は禁止された。しかし、総量規制が適用されるのは、「カードのキャッシング」と「サラ金からの借り入れ」に限られている。「カードローン」「フリーローン」などと呼ばれている銀行のローン商品は、適用除外である。つまり、銀行のローン商品は、消費者金融、サラ金で借りられなくなった人のための受け皿と思ってもらっていい。

本改正とは「改正貸金業法」のことです。

2010年6月に改正貸金業法が本格施行され、総量規制が導入され年収の3分の1を超える借金は法律で禁止されました。

ただし、条件があって、総量規制の対象となるのは消費者金融からの貸し入れとクレジットカードのキャッシング枠です。

総量規制の対象外となる借金がいくつかあるのです。

その中に銀行のカードローンがあります。

だから、「銀行のローン商品は、消費者金融、サラ金で借りられなくなった人のための受け皿と思ってもらっていい。」と語っています。

ちなみに、「サラ金」ってなんだか悪いイメージがあるかもしれませんが、もともと消費者金融のお客は会社に勤めているサラリーマンが多くて「サラリーマン金融」と呼ばれていたことから、略して「サラ金」と呼ばれていました。今はあまり使われなくなりましたが。

話を戻しますと、当時の三菱東京UFJ銀行の永易克典頭取も「消費者金融からお金を借りられなくなった人の“受け皿”となることは、銀行としての責務」と、各種インタビューで答えていたそうです。

銀行の基本的な業務は一般の人から預かったお金、つまり預金を企業に融資して、その金利で利益を出すビジネスモデルです。

預金の金利が企業への融資額の金利より低ければ(預金の金利 < 企業への融資額の金利)、利益が出るという仕組みです。

ただ、このビジネスモデルは日本が好景気の時はかなり正常に機能しましたが、景気が悪くなるとルールが変わってきます。

不景気だと企業も設備投資を抑えます。景気が良かった頃のように、リスクをとりにいかなくなるんですね。

そうなると、企業は以前のように銀行にお金を借りる必要がなくなってきます。

企業がお金を借りてくれないと、銀行の利益も伸びません。

そこで、銀行は企業以外への融資、つまり個人への融資に力を入れる方向に向かっています。

ただ、個人への融資というジャンルでは消費者金融にはかないません。持っているノウハウも消費者金融の方が上です。

そこで、銀行と消費者金融が提携をして、お互いの弱みを補い合っています。

銀行は消費者金融と組むことによって個人向け融資の裾野が広がります。

消費者金融は銀行と組むことよって信用が上がります。

というわけで、総量規制によって消費者金融でお金が借りられなかった人は、オリックス銀行カードローン楽天銀行カードローンに申し込んでみたらいかがでしょう。

参考:
ビジネスジャーナル:三菱東京UFJ銀行員「ローン審査ゆるゆるで、アコムに丸投げ」

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